次のページへ
馬券予想理論 (1/4)
2001年01月17日(水)
女子マラソンが教えてくれること(高橋尚子編)
2001年01月19日(金)
女子マラソンが教えてくれること(有森裕子編)
2001年01月24日(水)
プロの目の付けどころ
2001年01月26日(金)
大学ラグビーの教えてくれること@
2001年01月30日(火)
大学ラグビーの教えてくれることA
2001年02月01日(木)
大学ラグビーの教えてくれることB
2001年02月08日(木)
大河ドラマ的暗合馬券
2001年02月14日(水)
マルチナ・ヒンギスの教えてくれること@
2001年02月16日(金)
マルチナ・ヒンギスの教えてくれることA
2001年03月01日(木)
プロボクシングの教えてくれること
2001年03月23日(金)
プロの視点
2001年05月01日(火)
続・大河ドラマ的暗合馬券
2001年05月05日(土)
続々・大河ドラマ的暗合馬券
2001年05月09日(水)
暗合で万馬券
2001年05月13日(日)
暗号馬券理論の探究
2001年05月15日(火)
臨戦過程理論の探究
2001年05月17日(木)
スピード・タイム理論の探究
2001年05月23日(水)
続・プロの目の付けどころ
2001年05月29日(火)
「暗号」の世界@
2001年06月01日(金)
「暗号」の世界A
2001年06月15日(金)
大河ドラマ的暗合馬券フォローアップ
2001年08月20日(月)
女子マラソンが教えてくれること(世界陸上編)−1
2001年08月22日(水)
女子マラソンが教えてくれること(世界陸上編)−2
2001年10月01日(月)
女子マラソンが教えてくれること(べルリン編)
2001年10月17日(水)
馬券長者の条件
2001年12月19日(水)
馬券長者の条件−2
2002年06月13日(木)
ギャンブルのコツとは?
2002年09月05日(木)
ギャンブル的プロ野球日本シリーズ
女子マラソンが教えてくれること(高橋尚子編) [2001年01月17日(水)]
メジャーなスポーツは、様々な意味で競馬予想に多くの示唆を与えてくれるが、陸上、水泳、スピードスケート、距離スキー、自転車などの競走競技のセオリーには、直接的に役立つことも多い。また、逆にそれらの競技を競馬のセオリーで予測することも可能である。今回はその競走競技中から陸上の女子マラソンについて取り上げてみたい。
シドニー五輪での高橋尚子選手の金メダル獲得は、皆さん良くご存知のことと思うが、レース後の小出監督のコメントには、注目すべき点が幾つかあった。その一つを挙げると、小出氏は記録(タイム)について、「高橋尚子は平坦コース、イーブンペースなら世界最高タイムなんて、いつでも出すことが出来る」と豪語している。
裏を返せば、陸上競技の中・長距離では、イーブンペースだと良いタイムが出るものの、それは選手の地力を一面的にしか示しておらず、強い選手とは、「レベルの高いレースで、駆け引きによる激しいペースの上げ下げの中を、生き残って勝ちきる選手のことである」、ことを意味している。
すなわち、この原則を競馬に当て嵌めるならば、一般に良く用いられる勝ちタイムだけでの実力評価、予想というのは実は余り意味がないということである。実際プロは勝ちタイムによって馬を評価することはせず、ラップによりタイムの価値を判断することが通例である。小出氏の発言は正しくタイムに対するこうした考え方の必要性を裏書するものといえるだろう。
ところで、シドニーではレース前の時点で高橋尚子選手は競馬で言えば▲(3番手)評価であった。◎(1番手)評価は追い込み及ばず銀メダルに終わったルーマニアのシモン選手。彼女の敗因は、月経周期による体調不良と伝えられているが、類似したことは競馬の世界でも良くある。言うまでも無く、春先から初夏にかけての牝馬のフケ(発情期)であり、該当する時期の馬券作戦では常に注意が必要である。
また、○(2番手)評価はケニアのロルーペ選手だったが、この選手は「臨戦過程」が立て込んでいて、牝馬(女性)は特にレース間隔が重要、とのスポーツとしての競走(競馬)常識からは消しの感があった。ただ、高橋尚子選手も過去1年の出走回数は1回で問題ないものの、世界選手権が当日出走取り消しで、その結果名古屋女子マラソンから本番までの間隔が短く、順調さを欠く感は否めなかった。
しかも、世界選手権を取り消したため、GVのアジア大会の経験しかない状態で、GTのオリンピックに出走することになり、上級条件ではクラス経験が重要であり、いきなり2クラス上への挑戦は厳しい、というスポーツとしての競走(競馬)常識からは疑問も残るところであった。にもかかわらず金メダルが取れたということは、頭抜けて強いということである。
競馬予想には「短期間の3連勝馬は強い」との格言があるが、これは競馬では勝つとクラスが上がるので、3連勝とは元いた条件の2つ上のクラスまで一気に勝ったということであり、成し遂げた馬は相当に強い、ということを意味している。つまり、国際大レース経験なしでオリンピックを勝った高橋尚子選手は相当に強く、大きな故障さえなければアテネでも上位争いは必至であると考えられる。
ところで、この高橋選手は笠松競馬場に程近い岐阜市の出身であり、育った水、練習の環境ともに笠松の馬に相通ずるものがある。つまり、21世紀の競馬Bで解説した笠松所属馬の強さと相通ずるものが有るのかも知れないと考え、高橋選手とオグリキャップを対比することは競馬ファンにとってロマンのある話であろう。(続く)
このページのトップへ↑
女子マラソンが教えてくれること(有森裕子編) [2001年01月19日(金)]
ZFLAGPに添付した「競馬の奥義」の「格言2」の中で具体的に解説したが、競走馬が全力を尽くして戦った場合、その筋肉、循環器、細胞レベルの快復には、それぞれに必要な日数がある。そしてその日数を元に出走馬の臨戦過程を評価することが、競馬予想の一つの基本であり、牝馬の場合特にこの視点が重要となる。
人間の女性の場合も同様で、マラソンのような耐久競技の場合、循環器、細胞レベルでの快復度合いが、力を発揮出来るか否かの目安となる。それに必要な具体的日数の詳細については、「競馬の奥義」の中のみでの公開とさせていただくが、簡略した結論だけ述べておくと、女子マラソン選手の場合、力を出し切るためには、少なくとも前回の勝負レースから、概略224日は間隔を空けた方が良いといわれている。
さて、前回はシドニー五輪について述べたので、今度はアトランタ五輪について、そのレース間隔というポイントを踏まえて、競馬予想的視点からの解説を加えて見たい。アトランタ五輪、女子マラソンの予想は比較的簡単であった。その理由は2つある。1つは、その前のオリンピックであるバロセロナとマラソンの開催条件が近く、かつ前回の@・A着選手、競馬風に言えば「格上選手が複数」出場していたことである。
開催条件の近似とはすなわち、夏季開催の高温レースでかつ、坂の多いコース設定であったことである。競馬でも直線に坂のある、東京、中山、阪神、とその他の競馬場の実績は分けて考えなければならないが、マラソンでもアップダウンの有無は大きなポイントである。また、競馬では同条件レースの連対経験馬が上位人気を占めていれば、馬券的に堅く収まる傾向が強いが、この点はマラソンでも同じである。
2つ目のポイントは、バロセロナの@・A着、ロシアのエゴロワ選手と日本の有森裕子選手が共に万全の状態で出走して来たことである。両選手ともに年齢的に下降期ではなかったし、前回の五輪出場権獲得レースからの間隔はエゴロワ選手12ヶ月、有森裕子選手11ヶ月と標準の224日以上で全く問題がなかった。予想としては、この2強を脅かす新勢力(上がり馬)がいるか否かを考えればよいレースであったといえるだろう。
その検討視点は、昨日述べた部分も含めた基本に、アトランタ固有の条件も加味すると、有力な国際レースで勝利を収め、かつ高温、アップダウンのレースで実績を残し、五輪出走権獲得レースからは概略224日は間隔の空いている選手を探すことである。そして、それに当てはまる選手は一人だけいた。エチオピアのロバ選手である。
この選手はアトランタ五輪の前年9月に行われたローママラソンの覇者で、そのレースで代表を確実にしている。そして、そのローママラソンは高温、アップダウンのある国際マラソンで、アトランタからは約10ヶ月前であるから、正にロバ選手こそが唯一新勢力(上がり馬)としてエゴロワ−有森ラインを崩す可能性を予見出来た選手なのである。
つまり、ロバ選手の快走は実況アナウンサーが連呼したほどに意外な結果ではない。また、エゴロワ選手のA着と有森裕子選手のB着は予想通りの結果と言えるだろう。一方、アトランタ五輪では、その年の冬から春に好タイムで3勝していた、ドイツのピピヒ選手が注目を集めていた。しかし、224日というスパンで考えて4回目のレースでは走り過ぎである。
また、ピピヒ選手の場合、勝ったレースも平坦コースのイーブンペースばかりなので、「コース適性」にも疑問が残り、予想通りに途中棄権という結果であった。世界選手権の優勝者である日本の浅利純子選手も期待されたが、五輪出走権獲得レースから180日程度の間隔の出走で、脚部不安と相俟って少し厳しかったようである。
このアトランタでの有森裕子選手の健闘が教えてくれるものは、トップクラス(GT級)のレースでは、正しいスポーツ的な知識により、実績(格)に基づく骨太の予想を行えば、大きくは外れないということである。
このページのトップへ↑
プロの目の付けどころ [2001年01月24日(水)]
少し古い話になるが、1987年にニッポーテイオーが秋の天皇賞を勝ち、その翌月に当時4歳限定であったエリザベス女王杯を妹馬のタレンティドガールが制したことがあった。そして、偶然その翌年にも、全く同じパターンで、兄タマモクロス、妹ミヤマポピーによる秋の天皇賞・エリザベス女王杯の兄妹制覇があった。
このような巡り合わせの不思議は、勝負において意味を持つことがあるので、プロは必ず頭に入れておく。そしてこの事例は1995年に役立つ時が来た。この年、サクラチトセオーで秋の天皇賞を制した小島太騎手(現調教師)が、その妹馬であるサクラキャンドルでエリザベス女王杯に臨んでいた。
ここでプロは次のように考える。
ニッポーテイオー・タマモクロス兄妹による、秋の天皇賞・エリザベス女王杯の制覇は競馬サークルでは周知の事実であるから、当然小島太騎手も知っている。そしてその事実から、勝負事における巡り合わせ、諺(げん)かつぎと言う意味で、ある種の期待と自信を持っている筈であり、そうしたものは、勝負に臨んで案外に力になるものである。故に、それなりの配当が期待出来るなら、費用対効果という意味で、サクラキャンドルに賭けて見る手は十分にある。
結果は10番人気のサクラキャンドルが勝ち、単勝2650円、5番人気のブライトサンディーとの組み合わせの馬連は万馬券であった。プロはこのような視点で、勝負の機微を馬券に生かすことを常に心がけているのである。
ところで、少しキャリアのある方ならご存知のことと思うが、サクラキャンドルに騎乗していた小島太騎手(現調教師)は、特に晩年に最後方待機などレース運びが極端で、ファンに罵声を浴びることが少なくなかった。その原因については、目が悪く積極的に馬群に入れられなかったため、と云われている。
このページのトップへ↑
大学ラグビーの教えてくれること@ [2001年01月26日(金)]
お正月に行われた全国大学ラグビー選手権では、関東学院大学が優勝した。高校日本代表経験者や、花園全国大会活躍選手が揃う早・慶・明や同志社といった伝統校のメンバーに比べ、高校時代に実績の無い選手が多いにも拘わらず、4年連続で決勝に進出し、そのうち3回優勝という実績は、大変素晴らしいものであるといえるだろう。今回はこの関東学院を中心に、大学ラグビーから競馬、或いは予想に関し得られる教訓について解説する。
大学ラグビーのトップリーグは、早・慶・明を中心とする関東対抗戦グループ、関東学院・法政・大東などの関東リーグ戦グループ、同志社・京産・近大などの関西リーグ、の3つに分かれている。関東リーグ戦グループの優勝校であった関東学院大学は、大学ラグビー選手権の1回戦で対抗戦グループ5位の筑波大と対戦した。
この試合、最終スコアは地力が出て大差がついたが、前半は拮抗した試合になった。その為ほとんどのマスコミでは、格下相手に前半互角ということで、「優勝を狙う関東学院、前半苦戦」或いは、「前半もたつく」といったニュアンスの見出しとなった。しかし、これは硬直した思い込み、勉強不足、手抜きによる、誤った理解なのである。
それは、関東リーグ戦グループの試合結果を少し詳しく見ればすぐに分かる。リーグ戦は8チームで行われているが、関東学院は最下位となった流通経済大学戦では、最終的には56点差で勝ったものの、前半の半ば過ぎまではリードされていた。6位の中央大学戦も最終スコアは54点差だが、前半は1トライに抑えられる接戦であった。
すなわち、関東学院は格下相手の場合、相手が必死で食い下がってくる前半はその勢いをいなして消耗を避け、格下チームの気力、体力に陰りが見える後半に一気に差をつけるという戦略で戦っていることがスコアデータから見てとれるのである。従って、筑波大学戦も「関東学院、ゲームプランに沿って快勝」、が妥当な評価であるわけだ。
それを裏付けるのは、力量差の少ない相手と対戦したときの試合経過である。リーグ戦グループの試合で2・3位の法政・大東大学と対戦したときは、格下戦とは全く逆で後半は相手チームの方がスコアが上であった。つまり、前半からフル回転で攻めて点差を付け、後半は反撃を凌いで逃げ切るという戦略に変わるのである。
大学選手権でも同様で、筑波戦の次の早稲田大学戦では、開始5分で2トライを挙げ、一気に優位にたっている。こうした、臨機応変なゲームプランは、勝負に携わるものとして見習たい点であるといえるが、筑波大戦を「前半苦戦」として片付けてしまうような、表面的なものの見方では、本質を見据えることは出来ないのである。
その短絡な見方の結果として、早稲田大学戦に続く準決勝の同志社大学戦では、多くのマスコミが「同志社有利」と報道したが、その予想は外れ関東学院の快勝であった。キャリアのある競馬ファンの方なら実感されていることと思うが、競馬の予想記事にもこうした、硬直した思い込み、勉強不足、手抜きを感じさせるものは多い。
もちろん、競馬の予想報道はアマチュアスポーツの結果予測とは異なり、専門紙などは競馬サークル内の運命共同体である、競馬予想は金に絡む、ことなどから、ある種の制約があることも確かではあるが、それ以前の問題としてものの考え方や前提となる知識が不足し、単に短絡な主観が述べられているだけで、客観的な予想とはいえないようなケースも少なくない。(続く)
このページのトップへ↑
大学ラグビーの教えてくれることA [2001年01月30日(火)]
全国大学ラグビー選手権の準決勝、関東学院大vs同志社大学戦では、多くのマスコミが「同志社有利」と報道していた。しかし、競馬の予想的な視点からすれば、同志社は「危ない人気馬」であったといえる。確かに、選手の資質やここまでの戦績は抜群であり、主観的な期待を抱かせるに十分であったが、一歩下がってみれば準決勝で有利とするほどの実績は無かったのである。
例えば、関西リーグで同志社が圧倒した他のチームが、大学選手権では全て1回戦で負けていることから、同志社大には接戦経験の不足に対する不安があった。その一方、関東学院の属する関東リーグ戦グループは、結果的に決勝へ進んだ法政大などの上位は勿論、下位チームのレベルが最も高いリーグであり、関東学院は厳しい局面の経験では同志社よりも遥かに恵まれていた。以前笠松競馬のレベルについて書いたときに述べた通り、厳しい実戦により選手、チームが成長するのはスポーツにおける原則である。
つまり、同志社大は競馬で言えば、弱敵相手に素質で圧勝を続けて来た馬が、初めて厳しいメンバーと対戦するようなケースであったといえるだろう。競馬では2歳・3歳の馬齢戦でこうしたことが良くあるが、キャリア不足を露呈して凡走する危険が大きく、人気になっていれば見送りがセオリーである。逆に言えば、「馬齢戦」とは、「実績がアテにならない」ことを意味している斤量区分であるわけだ。
また、ここまでの試合運びを見ても、素質に任せて成り行きで押し切ってきた同志社よりも、前回解説したように、ゲームプランに沿って戦っている関東学院に一日の長がある感は否めないところである。例えば、同志社は1回戦で関東リーグ5位の専修大と対戦したときに、関東学院とは対照的に前半大差、後半互角という試合運びをしており、そこには戦略性は感じられない。更に、この両校は準々決勝では、関東対抗戦グループで接戦だった、早稲田、明治と対戦して勝ったが、その内容から地力には大差はないと思われた。
これら諸々を勘案すると、もしイギリス式にブックメーカーが存在していたら、経験、戦略で上回る関東学院に賭ける一手であるが、案の定ゲームは関東学院の完勝になった。
ゲーム後に多くのマスコミが、「接点(相手と接触した場面)のプレーと、ゲーム運びに思いのほか差があった」と評したが、客観的に見ればそんなことは試合前から分かっていたことである。競馬の予想記事も、本質的にこのラグビーの報道と大差ないものが多く、レースが終わってからの結果論にウンザリさせられることがしばしばである。(続く)
このページのトップへ↑
大学ラグビーの教えてくれることB [2001年02月01日(木)]
全国大学ラグビー選手権準決勝のもう一試合、慶応大vs法政大は、ほぼ全てのマスコミの予測記事が「慶応圧倒的有利」であった。しかし、これも予想の原則に沿って考えるならば、甚だ主観的な判断であり、慶応に絶対的に有利な予測材料が揃っていたわけではない。慶応大を圧倒的有利とした記事は、概略次の様な点を根拠としていた。
・前年度の全国大学ラグビー選手権優勝校で、主力選手は卒業していない。
・今年度対抗戦グループで危なげなく優勝している。
・選手の質が高く、チーム戦術も明確で試合運びが安定している。
・対する法政大はリーグ戦グループで関東学院大に敗れ2位である。
しかし、これらの点は予測の根拠としては客観性を欠くものであるといえる。まず、前年度優勝校でかつ主力選手が残っていることは、確かに有力視すべき材料である。しかし、スポーツの予測として考える場合、慶応大の決勝進出は近年では昨年だけなので、「実績が1回」という点から過大な評価は出来ない。この、「予想に際しては、複数回の実証があるもののみを実績と考える」というセオリーは、競馬予想でも常に念頭に置かなければならないものである。ちなみに、関東学院大の場合、「3年連続決勝進出」という、複数回の実績を背景としているので評価出来るわけだ。
また、対抗戦グループにおける「危なげない」試合の連続は、前回述べた同志社大と同様に、厳しい局面に対する経験不足の不安を感じさせる。逆に、法政大は関東学院大戦はもちろんのこと、リーグの最終戦で選手権出場を目指す6位の中央大の善戦に苦しめられるなど、チームの成長に繋がる接戦の経験は十分であった。
更に、選手の質の点は、慶応も高いが実は法政も高校時代からトップレベルだった選手が揃うチームであり、慶応のチーム戦術が明確であるということは、徹底して研究され、対策を講じられる危険と裏腹である。つまり、これらの諸点は、他のデータにより絶対的な戦力差が証明されれば、予想の根拠となり得るものであるが、これを理由として有利という結論が導かれる種類のものではない。この辺りは競馬の予想においても誤りがちな点である。
それでは、客観的な数字で慶応大と法政大の戦力を検証したらどうであるか。公式戦における、共通の相手との対戦スコアは次の通りであった。
・慶応大35−14帝京大/慶応大78−31大東大
・法政大35−29帝京大/法政大64− 7大東大
対戦時期や状況が異なるので、具体的な点数比較はともかくとしても、全体イメージとしては大きな差はなく、慶応の優位を示すものとは言えない。
また、この両チームは前年の大学選手権の1回戦で、対抗戦1位とリーグ戦5位として対戦し、33−7のスコアで慶応が勝っている。しかし、内容的には接戦であり、前半終了近くまで0−0で進み法政が先制点を取っている。また、その試合と今回を比べると、主力選手の出場、欠場の差し引きで、メンバー的には差が詰まっている印象があり、法政の順位もリーグ戦5位から2位に上昇している。
これらの事実を勘案すると、前年優勝の経験から慶応有利と見るべきではあるが、慶応側の厳しい局面に対する経験不足を考える時、差は小さいと予測するのが妥当な線であろう。
そして、結果として法政が勝つわけだが、慶応サイドから見た場合最大の敗因は、攻撃戦術が余りに硬直していて、法政の対応策を突破できなかったことにある。柔軟なゲームプランを準備していれば、接戦でも慶応が勝てた試合だと思うが、やや甘く見たところに、上記して来たような事由が重なり、法政のペースに終始する試合となった。
競馬番組には、「同じ方法では予想を的中し続けることが出来ない」ような工夫がなされている。従って、慶応大学のように同じ戦術で攻めつづける、つまり全レース一律に同じような基準、資金で馬券を買って、尚且つトータルで勝つことはプロでも至難のワザである。
同じような基準、資金で買うならば、的中出来る確率が高いレースを選定する手法を採用する、又は、少点数高配当的中に的を絞りある程度外れてもトータルで勝つ、といった工夫が必要になってくる。ギャンブルでは自らのフォームを確立し、それを徹底させることは最重要課題であるが、そのフォームには予め臨機応変の柔軟性を持たせておく必要があるわけだ。この点は別の機会に詳しく解説したいと思う。
このページのトップへ↑
大河ドラマ的暗合馬券 [2001年02月08日(木)]
出馬表には、ファンサーヴィスの一環も兼ねて、素人には取れてなまじ競馬を知っているとかえって買えないような、ビギナーズラックの演出を企図した配置が良くなされている。簡単に言えば「語呂合わせ」により、正攻法では取り難い馬券が的中出来るような配慮である。本日は、そうした系統、いわば「暗合」のカルトな事例について紹介して見たい。
「語呂合わせ」には、スポーツや芸能の時事的なネタが良く活用されるが、今回は足掛け16年に渡る、「芸能情報馬券」の大河ドラマをご覧いただこう。話は1986年に遡る。
アイドルグループのおニャンコクラブが今のモー娘以上に人気だったころである。おニャンコはメンバーに会員番号が付いていたので、暗合馬券への応用が簡単で有りがたかった。
さて、この86年におニャンコクラブ会員番号17番の城之内早苗が「あじさい橋」でソロデビューした。当時おニャンコは勢いがあったので、この曲もオリコンチャート初登場1位となったが、ちょうどその週に東京競馬場で「あじさい賞」が行われた(1986年6月7日東京9R)。ここは語呂合わせ的には、城之内早苗の17番が暗合となり、当時馬連はないので枠連1−7勝負と読む一手である。
騙されたつもりで、循環させて考えて10頭立て17番目に当る7番の単勝と、枠連の1−7を勝ったが案の定7番@着、1番A着でこれが的中。単勝は660円、枠連は何と4360円の高配当となった。そしてこのパターンはおニャンコ解散後も延々と継続して行く。
例えば、1991年の桜花賞当日に、元おニャンコクラブ会員番号29番の渡辺美奈代がゲストで呼ばれたときは、循環させて数えて29番目になるアドラーブルが2着。1992年の新潟記念では元会員番号40番の生稲晃子がゲストで、循環させて数えて40番目のスプライトパッサーが快勝した。ここまで再現性があると、これはもう相当に優れた馬券戦術である。
ここ最近の元おニャンコ絡みの話題といえば、一昨年までのJRAの顔でもあったキムタクと工藤静香(元会員番号38番)の結婚である。この発表会見があったのが、昨年の11月23日。早速上記の事例に習い、直後の開催である11月25日のメインレースで循環させて数えて38番目なる馬に注目して見た。
この日全体のメイン格は、東京のGTジャパンカップダートであったが、循環させて数えて38番目に配置されたのは4番人気のウイングアローだった。また、同日中京のメインで、38番目に女性(板倉)騎手騎乗の馬が配置され、尚且つ出走取消しになった。これは、38番目に意味があると考えるとき、明らかに他場への追い風と受け取れたので、ウイングアローは暗合的に相当有力と見たが、やはり快勝した(単勝580円)。
ちなみに、ジャパンカップダートのウイングアローは3枠6番で、枠連の結果は1−3だったが、除外になったゴールドティアラが8枠だったので、3−8になっていた可能性も否定出来ない。東京最終のシャングリラ賞はズバリ枠連3−8あった。それに対し、同日京都はメインで循環させて数えて38番目に配置されたマルカコマチが5番人気B着と馬券にはなったものの、主なレースでは馬連・枠連の3−8は出現しなかった。
そこで関西では後日何かあるだろうと読み、もし近々にどこかで3−8を出すなら、どのレースにするだろうか?と考えつつ番組表を眺めると、2週間後に「結婚会見」に暗合するレースがあった。それは12月9日の阪神10Rの高砂特別で、結婚というテーマにぴったりのレース名である。
当日出馬表を見ると、高砂特別は10頭立てで、しかも都合が良いことに循環させて数えて38番目に当る8番に、タマモドンというデムーロ騎乗の強力な軸馬が座っていた。そこで16年前のあじさい賞のパターンに倣い、馬連3−8の勝負に出ればこれが的中(950円)。
こうした語呂合わせ的暗合馬券は、表面しか見ることの出来ない人にかかると、とかく後講釈のみで終わりがちであるが、86年のあじさい賞を元に、16年後の高砂特別を的中させるようなスマートな大技もあるのだ。
馬券プロはこうした楽しみ方、つまり息抜きをしつつそれを回収に繋げているのである。
このページのトップへ↑
マルチナ・ヒンギスの教えてくれること@ [2001年02月14日(水)]
競馬における「牝馬」特有のセオリーを知る手立てとして、女性トップアスリートを参考にするシリーズから、今回はプロテニスの一流選手を事例として解説したい。現在、女子プロテニス世界ランキング1位は、日本でも知名度が高いマルチナ・ヒンギスである。
ヒンギスは16歳であった1997年シーズンには、競馬で言えばGT格に当たる、全豪、全仏、全英、全米の四大大会シングルスで@着3回、B着1回と抜群の実績を残し、グラフ、セレスを抜き去り、世界ランク1位に昇った。しかし、翌98年には、GV格のダブルスでこそメジャー全制覇を果たしたものの、シングルスでは@着1回、A着1回、B着2回と前年より後退した。
実績が停滞した原因には、ヒンギスが総合力型の選手で攻撃面での決め手を持たないため、手の内を覚えられて厳しくなったという面もある。しかし、現実にダブルスではグランドスラムを達成しており、技術面よりも、17歳になり体型の変化で体が重くなったことが相当に影響したと考えらる。
女子アスリートの場合、この「出産適齢期」にさしかかることによる加重は切実な問題になる。つまり、新たな体型に合わせた技術を再取得しなければならず、成熟していない身軽な状態で競うことが一般的となった女子器械体操競技では、この時期に一線を退くことが一般的である。98年のヒンギスは徐々に順応したものの、対応しきれなかったわけだ。
さて、98年の全米オープンでそのヒンギスを破ったリンゼイ・ダベンポートは、当時22歳であったが、それまでは目立った実績のない選手だった。このプレーヤーは20歳を過ぎてから伸びてきたというタイプであるが、10代で技術が未完成の状態のときには、ケガなどの影響もあり、意識的に脂肪を付けて「太め残り」にしておいたようである。
すなわち、身体が未発達の身軽な状態でのプレーを覚えさせず、最初から成熟した体型を想定して太め残り練習を積み、技術、年齢が適度になったタイミングを見計らって筋力トレーニングを重点的に取り入れ、脂肪を筋肉に転換させて体を絞り、「スピード対応」を計る「女子選手独特の仕上げ方」を行ったと思われる。
過日このコーナーで取り上げた、オリンピックメダリストの有森裕子さんにしろ、高橋尚子さんにしろ、高校、大学時代は無名ランナーであり、そこにはこうした仕上げのニュアンスが伺える。そして、競馬の牝馬についてもこうした考え方は明確に存在し、それを理解することにより好配当馬券の的中に繋げることが出来るのである。(続く)
このページのトップへ↑
マルチナ・ヒンギスの教えてくれることA [2001年02月16日(金)]
俗諺で「夏は牝馬」と言われ、実際他の季節に比べて夏に牝馬が馬券に絡む確率はやや高い。その根拠として、牝馬は暑さに耐久力がある、というようなことも言われるが、生物学的にはそんな傾向もないことはない、という程度である。
それでは、なぜ夏に牝馬が活躍するのかというと、まず古馬の場合は、「冬に弱い裏返し」ということがいえる。この点については、情報メールでは既に背景を解説したが、要するに冬場に弱いので、夏を迎えたときに実力より下のクラスにいる事が多く、その結果として活躍が目立つ、という構図であるわけだ。
2歳の牝馬の場合は少しニュアンスが異なって、人間同様に牡馬よりも成長が早いので、デビュー直後の夏競馬では活躍できる、というようなことが良くいわれる。それもまた一面の真実ではあるが、より大きな理由は、前回ヒンギスを例に書いた成長の問題である。
2歳の夏から秋は人間でいえば10代の前半であるから、牝馬も競走に向いた体型をしており、この時期に仕上げられれば牡馬に対抗できるわけだ。つまり、2歳の牝馬の活躍を「早熟」の一言で片付けてしまうのは、表面的な理解であるといえるだろう。
一歩踏み込み、牝馬特有の成長によるマイナス面ということを念頭におくと、次のような問題意識を持つことが出来る。
「競馬の世界でも、競走能力の高い牝馬を末永く走らせて、牝馬限定戦などで地道に稼ぐために、リンゼイ・ダベンポートのように、成長して脂肪が付いた体型になってから競馬を覚えさせる、という仕上げ手法はないだろうか?」
そして、これはセオリーとして存在する。こうした発想で仕上げた馬が、中〜下条件を勝ち上がって来るのは、人間でいえば20歳を越える時期である、毎年3歳の夏ローカルから秋口にかけてである。この時期は3歳牝馬の活躍が目立ち、しかもこうした牝馬たちは、戦績が浅いか、長期休養後であるので好配当馬券をもたらすことが多い。
そこで、プロは毎年この時期に、遡上するサケを掬い取るヒグマの如く、こうした馬券を狙い撃つわけだ。また、3歳秋には、牝馬限定のGレースとして、ローズSや秋華賞が行われるが、そこでは毎年、ヒンギス(春の格上馬)対ダベンポート(夏以降の上がり馬)、の戦いが繰り広げられているのである。
さて、今回事例とさせていただいたマルチナ・ヒンギスは、1999年シーズンから再び上向きになったが、2000年は新たに台頭してきたビーナス姉妹に押され気味であった。しかしここに来て、今度はそのビーナス姉妹が成長の壁に当たりつつあり、再びヒンギス時代の到来か?という辺りがこの後の、全仏、全英の見どころとなっている。尚、女子テニスには他にも参考とすべき点があるが、それはまた機会を改めて書くこととする。
このページのトップへ↑
プロボクシングの教えてくれること [2001年03月01日(木)]
競馬の内幕、或いは奥義的な話題は情報メールの方へシフトし、この日記コーナーでは、他のスポーツを題材として競走、ギャンブルの本質を探るシリーズを書き継いでいる。
今回は「格」というキーワードをテーマに、プロボクシングを取り上げてみたい。ちなみに、ここまで様々なスポーツを話題としているが、私自身はこの分野が専門である。ボクシングの本場である欧米では、次の5項目に当てはまる選手を、超一流の世界チャンピオンとして評価する。すなわち、これはボクシング界における「格」を判断する基準である。
1.WBA・WBC認定ライト級・ウェルター級・ミドル級の世界王者。
2.連続5回以上の防衛。
3.傑出した生涯全成績。
4.適地での防衛経験。
5.一定水準以上のKO率。
まず、条件1であるが、例えばライト級とウェルター級の間に後に加えられた、スーパーライト級のような、階級を示す語の前に冠詞が付くクラスは、様々な理由により強い選手は避ける傾向があるので、スポーツ的には1枚格が下さがる。新設団体のタイトルも同様である。
また、ヘビー級は別格であるが、一般に重いクラス、軽いクラスは民族的な体格差により世界的には層が薄くなるので、結局、老舗団体の中量級が最もハイレベルであり、価値があると評価されるわけだ。
競馬においても、同じグレードのレースだからといって価値は一様ではない。その辺りを勘案した、本当の「格」に対する認識が曖昧であるために、大レースで無駄な馬券を買ってしまうケースが少なくないのだが、その具体例は次回解説したいと思う。
条件2と3はスポーツにおける「格」評価の大原則であり、競馬における戦績評価においても、基準とすべき考え方である。条件4は、ボクシングが判定スポーツであるが故に克服すると評価がアップする点であり、また、プロである以上集客力も重要な評価基準の一つであるから、条件5も加わってくるわけだ。
残念ながら、日本のボクサーには、これらの条件をクリアし、超一流世界王者として評価が定着している選手はいない。但し、先日リック吉村を相手に引き分け防衛を果たした畑山隆則選手は、最激戦のライト級のチャンピオンであり1・3・5の条件をクリアし、まだ上り坂の選手であるから、超一流となる可能性を残す選手である。
過去の日本人世界王者について縦覧すると、2・5の条件で傑出している具志堅用高さんは、当時新設のジュニアフライ級の王者であり、世界的にはそれほど有名ではない。軽いクラスではむしろ、白井義男さん、大場政夫さん或いはファイティング原田さんといった冠詞の付かないクラスで防衛を重ね、エキサイティングな試合をした選手が知られた存在である。
一方、重い方のクラスで実績を残した選手といえば、輪島功一さんがいるが、冠詞の付くジュニアミドル級なので知名度、評価はもう一つである。むしろ防衛はしていないものの、豪打で主要3階級に含まれるミドル級の王者となった、最近ではTV番組ガチンコでおなじみの竹原慎二さんが、日本人という珍しさも手伝って本場ではかなり知られた選手である。
それでは、日本人世界王者で上記の5条件に最も近い選手は誰なのか?といえば、最近のタレントとしてのイメージからは想像出来ないが、ライト級で5回の防衛を果たしているガッツ石松さんである。石松さんは実は凄い選手なのだ。
今や天然系タレントとして定着しているガッツ石松さんだが、ボクサー時代の実績は中々素晴らしい。まず、ガッツさんが世界的に評価されたのは、中量級の歴代世界王者の中でbPと評価されることも多い、石の拳こと、ロベルト・デュランに挑戦して善戦したことである。この試合、石松さんご本人の懐述に拠れば、力の差が大きかったので壊される前に投げ出したとのことであるが、全盛期のデュランがてこずった試合の一つであり、盛り場での大立ち回りというような経歴と相俟って、破天荒な強打者との評価を得た。
その後、ルドルフォ・ゴンザレスを「幻の右」で8RKOしてライト級王座に就き、強敵を含め5度防衛を成し遂げ一流王者としての実績を積んだのである。また、王座を陥落したのも敵地で名ボクサーに数えられるエステバン・デ・ヘヘスに判定で敗れたものであり、評価が下がるような内容ではなかった。但し、石松さんの場合、生涯全成績が51戦36勝(17KO)14敗1分と負けが多いので、世界的な名チャンピオンとしては格付けされていないが、個性派王者として本場のマニアには知られた存在である。
さて、競馬に話を戻し、格付け、いわゆる「格」について解説してみたい。競馬においても、前回紹介したボクシングのような「格」を判断する基準が存在するが、その整理されたセオリーについては、情報メールの方に掲載することとして、ここではその概略を実例で説明したいと思う。
競馬において「格」を予想の根本に反映すべきなのは、「定量・GT」である。具体的には、どれだけ一流馬の条件を備えているかで「格」を判断し、取捨選択に生かせばよい。また、「定量・GT」以外のカテゴリーについては、勝敗が決する要因が馬の能力以外の部分にあることが多く、「格」を予想の基本とすることは殆ど意味がない。
970413皐月賞 G1 1番人気 4着 松永幹夫 57
970601ダービー G1 1番人気 3着 松永幹夫 57
これは、メジロブライトの皐月賞、ダービーの成績である。どちらも1番人気に支持されたが連対すら出来なかった。1度はアクシデントで連対を逃すことがあっても、本当に地力あれば2連敗するものではなく、つまり、この時点でメジロブライトはクラッシックディスタンスのガチンコ勝負では世代のトップクラスの「格付け」ではない、と考えるべきである。
しかし、この馬にはその後次の様な実績もある。
971129ステイヤーズS G2 1番人気 1着 河内洋 芝3600
980125アメリカJC G2 1番人気 1着 河内洋 芝2200
980322阪神大賞典 G2 1番人気 1着 河内洋 芝3000
3000Mを越えるレース2つを含むG2を3連勝している。長距離ならばG2では1枚上、すなわちGT級の「格」を持った馬と見るべきであろう。従って、「格」という面からその後のこの馬に対しては、3200Mの天皇賞・春は買い、それ以外の定量・GTは基本的には見送り、という結論となる。
980503 3京4 天皇賞(春)G1 2番人気 1着 河内洋
990502 3京4 天皇賞(春)G1 3番人気 2着 河内洋
980712 3阪8 宝塚記念 G1 2番人気 11着 河内洋
981101 4東8 天皇賞(秋)G1 2番人気 5着 河内洋
991031 4東8 天皇賞(秋)G1 3番人気 11着 河内洋
上記の結論を踏まえておけば、天皇賞・春では馬券に絡め、それ以外の3レースについては、新聞の印に惑わされることなく消して無駄な馬券を買わずに済む。これが「格」に対するプロ的な視点、技である。尚、メジロブライトは有馬記念でも連対しているが、「馬齢戦」なので別の考え方で予想すべきレースであるといえる。
このページのトップへ↑
プロの視点 [2001年03月23日(金)]
競馬必勝理論を創ることは、次のような原則さえ押さえれば、それほど難しいことではない。その辺りについて、事例を含めて解説してみたい。
原則1;
競馬番組の設定趣旨、及びスポーツとしての競馬、つまり広い意味での「競馬の常識」に精通し、それを前提とすること。
原則2;
直接本質を衝いてはいない多くの競馬情報を、役立つ情報へと変換することが出来る、正しい統計知識を持っていること。
例えば、競馬場のコース形態によっては、明らかにゲート番号による有利、不利が生じている場合がある。そして、「競馬の常識」に基づいて考える時、次のような可能性に思い至る。
現在の馬券の主流は「馬番連勝」であり、管理が徹底している日本の競馬においては、当然「馬連の出目」はゲートの有利・不利を超越して意識的にコントロールされているであろう。
↓
そのため、ゲートに有利・不利がある場合、飛びぬけた実力馬を不利な枠に起用して連対させ、帳尻を合わせるような調整方向が考えられるところである。
↓
反面、レースがしやすいゲートには、不安定な連対候補が配置されることが多くなるが、有利さを生かしそれなりの成績を収める。
↓
しかも、これらの馬は例え人気サイドであっても相対的にはオッズが高いことが多く、馬券の対象としては費用対効果に優れる。
こうした推論に基づき、ゲートの有利・不利でグループ分けし、単純な四則計算ではない「統計処理」により解析すると、「有利なゲートの、人気サイドの馬の単勝を狙う」という単純な戦術で130%〜150%の回収率を得ることが出来るのである。
※どの競馬場の、どの距離のレースで何番ゲートを狙うのか?といった具体的な点は、情報メールで解説いたします。
このページのトップへ↑
続・大河ドラマ的暗合馬券 [2001年05月01日(火)]
本日は、やや息抜き的に、当コーナーの02月08日(木)で「大河ドラマ的暗合馬券」として取り上げた、「芸能情報馬券」の続きを書いてみたい。尚、前回の記事は当コーナーの2月/スポーツギャンブルの記事、の項目に掲載している。
ご存知の方も多いと思うが、現在主にGTを対象として放映されている、「最近、こーなるものがなくて…」というJRAのCMは、パフィーが声の出演をしている。声だけで当人が画面に出ていない分、暗合馬券につながりそうな予感がするので、解読の原則に沿ってアプローチしたいところである。
まず、ファンサーヴィス的な部分から考えると、明らかに名前を貰っている、パフィートウショウに注目しない手はない。この馬はまだ今年は出走していないが、パフィーのGT・CM起用が決まっていたであろう、昨年末の2走は馬番7番と13番であった。ここまでのGTでこの番号は、7番が皐月賞1着、13番は桜花賞2着、天皇賞1着(13番目)、となっており、まずまず予告的に機能しているといえるだろう。
次に、やや暗号的にアプローチすると、パフィーの二人の名前が「吉村由美、大貫亜美」なので、「重複」点である末尾「美」注目したいところだが、ただ単に末尾「ミ」という馬は多いので、まず末尾「ユミ」を探すとトシザユミという馬がいる。この馬は暫く出走していなかったが、4月15日に今年初めて使われ馬番は1番であった。
同日の皐月賞では1番は3着、天皇賞は1着であった。次に今度は末尾「アミ」であるが、こちらは昨年ならミスマイアミという頭文字も「ミ」の絶好の馬がいたのだが、残念ながら最近該当する馬はいない。ところが不思議なことに、このミスマイアミ、昨年春の最後2走の馬番が、パフィートウショウと暗合する7番と13番なのである。これが単なる偶然か、或いは底知れぬ大河ドラマなのかは、皆さんの主観にお任せしたい。
このページのトップへ↑
続々・大河ドラマ的暗合馬券 [2001年05月05日(土)]
私は馬券のプロとして、「やり方は教えるが予想はしない」主義である。すなわち、馬券で勝つことが出来るので私自身の買い目を有償で提供する必要はなく、ゆえに予想はしないが、多くのファンの方に楽しんでいただくために、ボランティアとしてソフト開発を含め、基本や方法は教えましょう、との姿勢である。
しかし、「暗合」に関しては、勝負というよりも楽しみの要素が強いので、ある程度予想的な文章も発表することにしている。本日は、当欄5月1日付けの記事の続きとして、ダービーへ向けての「暗合」についてフォローアップしておきたい。前回、「吉村由美、大貫亜美」の「重複」点である末尾「ミ」注目したい、と述べたが、その観点に立つとき、頭文字ではあるが、皐月賞の5枠、9番ミヤビリージェント、10番ミスキャストの、「ミ」並びは気になるところである。
また、皐月賞当日に「暗合馬」の役割を担いそうなトシザユミが出走し馬番が1番であったことを紹介したが、その時の同枠馬に騎乗していたのは和田騎手であった。そして、その和田騎手が次のGT天皇賞で1番に配置され快勝、つまり予告的に機能したわけだ。そうなると、トシザユミの次走の同枠騎手が気になるところであるが、明日(5月6日)の京都6Rに出走し、5枠10番に配置され、今度の隣は角田騎手となった。
この5枠は上記の通り、皐月賞では「ミ」並びだった枠であり、どうも今のところ「暗合」の世界では、ダービー・5枠・ジャングルポケット(角田)というセットの暗示がなされているようである。ところで、トシザユミの前回出走時には、同番号が皐月賞で3着に入っている。となると、NHKマイルCでも10番のカチドキリュウに注目したいところであるが、デザーモ騎乗のこの馬はスポーツ的には狙い目の立つ馬である。好走の可能性については、明日のGT情報メールの中で解説することとする。
このページのトップへ↑
暗合で万馬券 [2001年05月09日(水)]
ZFLAGPまたはZ−Master搭載の、「競馬奥義」をお読みいただいた方はご存知の通り、私は「暗号とは主催者による確度の高い予想である」とのパラダイムを根底において、更に「予告」という概念を基本とした客観性の高いルールを導入することにより、いわゆる「暗号解読」を馬券戦術に昇華させることを図っている。
「予告」とは、特定のルールによる出馬表解読により、対象として選択しておいた馬を次走以降に狙う、という手法であるが、このところ当欄で解説しているファンサーヴィス的な「暗合」についても、こうした「待ち構えて狙う考え方」を取ると楽しみながら穴馬券を手中に収めることができる。
例えば、昨年関東の未勝利クラスでトーアユメシバイという馬が走っていたが、この馬のデビューから私は「暗合」的に注目していた。なぜかというと、カリスマ歌姫・あゆ(浜崎あゆみ)との暗合を期待して、馬名の中に「アユ」という語が含まれる馬の出現を待っていたからだ。さて、このトー「アユ」メシバイを何時ねらうべきであるか。
当然、「浜崎」を連想させる配列、具体的には出馬表で「浜」または「崎」を含む人名と並列、出来れば同枠になった時であるから、平成11年8月のデビュー戦からその状態となるのをじっと待ち構えた。しかし、中々その配列はなく待つこと実に1年、デビューから12戦目の平成12年8月20日の中山5Rで、とうとう「崎」を含む柴崎調教師と同枠になった。
しかも前走2番人気を裏切り7番人気に後退という、穴狙いとしては絶好のタイミングである。夏以降の3歳未勝利戦というのは、中央競馬残留をかけて後のない戦いであるため、全く思わぬ馬が突如走って超大穴というケースが良くあるので、トーアユメシバイの前々走が3着だったことも踏まえここはワイド総流しで買ってみた。
このレースは18万馬券になったのでご記憶の方も多いかと思うが、トーアユメシバイも目論見どおり3着となり、ワイドは万馬券と47倍の豪快な2点的中となった。この払い戻しで浜崎あゆみのDVDを買うのがギャンブラーの美学というところであるが、いずれにしろこのように、獲物をじっくりと待つ狩猟に徹すれば、楽しみながらかつことも出来るわけだ。
このページのトップへ↑
暗号馬券理論の探究 [2001年05月13日(日)]
私は馬券理論に関してはオールラウンダータイプである。国内外の幅広いデータによる長期間の研究により、正攻法的理論、スピード能力理論、オッズ解析理論など、それぞれに客観性の高い戦術を構築している。
また、いわゆる「暗号」についても、オカルトとして切り捨てず、独自のパラダイムによって、「競馬奥義」の中で紹介したチェイシング方式のような、確度の高い戦術として実用化している。その「暗号」についての研究は、かれこれ足掛け28年になるが、本日はその端緒について書いて見たい。
「競馬には勝馬を示唆する暗号がある」ことを前提にした馬券戦術を、広く世に知らしめたのは、昭和50年代後半の高本公夫氏の諸著作である。但し、「暗号」の存在自体は、それ以前からコアな馬券ファンの口の端にのぼることも多かった。
例えば、井崎脩五郎氏などは昭和40年代後半から、競馬週刊誌のコラムで暗号的な話題を取り上げていた。私もいろいろな実例を見聞し、その当時から競馬暗号に関心を持っていたが、本格的に研究するに至ったのは、昭和49年のダービーがきっかけである。
この年のダービーは、初の単枠指定馬となったキタノカチドキが大本命馬であったが、当時馬券ファンの間では、「ダービーでは1番人気馬と同行の頭文字を持つ馬が配置された枠が連対する」、という法則が有名だった。
この年、キタノカチドキと同行、つまり「カキクケコ」行の頭文字を持つ馬は3頭出走しており、1枠・2枠・5枠に配置されていた。そして、大本命馬キタノカチドキは3着に敗れたが、枠連は法則通り2−5で決着したのである。
また、当時のダービーは28頭立てだったので、各枠3頭以上となっていたが、2枠の3頭は全て父馬がセダンという特異な配置となっており、その中から優勝馬が出た。この、法則通りの枠連結果、優勝枠の配置の異常さに何らかの意味があるのではないか、と考えたことが私の「暗号解読」の原点である。
その後研究を進める中で、大きな突破口となったのは五冠馬シンザンである。この馬を徹底研究することにより、20数年後の現在まで普遍性を保つ暗号パラダイムを見出すことが出来たのである。その具体的な鍵については、暗号解説メールの中で解説する。
何れにしろ私の「暗号解読」理論は、高本氏により暗号の存在が周知のものとなる以前に完成しており、以来25年間の鍛えが入っているので、促成栽培された巷間の多くの自称「暗号馬券理論」とは一線を画する内容であると自負している。
このページのトップへ↑
臨戦過程理論の探究 [2001年05月15日(火)]
前回は「暗号解析」研究の履歴について書いたが、私が最初に取り組んだ馬券戦術の研究は「臨戦過程解析」であった。今で言うGTレースについては、昭和43年頃から見ているが、下級条件まで含む全てのレースについて分析を始めたのは、昭和47年〜48年頃なので、この分野は約30年の研究キャリアということになる。
「臨戦過程解析」を研究の中心に据えたのは、様々な見聞から日本の競馬の大半では、「出走馬の関係者が、今回その馬をどのように走らせるつもりか」、が勝敗を決する最大ファクターであると判断したからである。当初からこのような方向性が定まったのは、当時のギャンブル場には、戦後の混乱期を生き抜いてきた筋金入りのプロも多く、そうした方たちからの薫陶の賜物である。
以来30年、レースの出走馬は、「勝とうと考えている馬」の他、「厩舎、馬主の戦略判断で勝ちたくはないが上位入賞を狙う馬」、「次回以降の為の調整或いは要件取得の馬」、「勝負に出る馬の援護の馬」、「騎手の判断に委ねられている馬」、「最低限の入着賞金が目当ての馬」、「馬主の要請で無理を承知で出てきた馬」、などさまざまであり、まずその仕分けを行わなくてはならない、という基本的な考え方は変わっていない。
それを客観的かつ、簡便に行うための研究を積み重ねてきたわけであるが、その成果の一端は、Z−Masterの機能として反映している。いずれにしろ、漠然と「全ての出走馬は全力を尽くす」ことを前提に予想をしていては、馬券を的中することは出来ない。臨戦過程解析により、勝負態勢の馬を絞った後で、「馬が関係者の期待に応えられるのか」、について、能力と状態、或いはオッズなどで検討するという手順が効率の良い方法であるといえるだろう。
一方、この「臨戦過程解析」と「暗号解析」的な考え方を融合させるという馬券戦術の方向も有力な手段である。私がこの点に開眼したのは昭和55年のダービーである。
昭和49年日本ダービー
1着 コーネルランサー 皐月賞2着馬
2着 インターグッド
枠連;2―5 1690円
まず、これは前回「暗号」編でも取り上げた昭和49年のダービーの結果である。これを踏まえて昭和55年のダービーの出馬表を見たとき閃くものがあった。
昭和55年日本ダービー
1着 オペックホース 皐月賞2着馬
2着 モンテプリンス
枠連;2―5 610円
昭和55年は49年と同様に、結果的に皐月賞の2着馬が勝つのであるが、問題は2着の馬の「臨戦過程」である。インターグッドとモンテプリンスには、2歳時に同じレースをレコード勝ちしている、という戦歴の共通点があるのだ。
つまり、昭和55年がオペックホース⇔モンテプリンスで決着すれば、皐月賞2着馬と2歳時に同じレースをレコード勝ちした馬という、「臨戦過程」から見て極めて49年と類似性の高い結果になるわけだ。そして、昭和55年の出馬表はもしそうなると「枠連の結果」も49年と同一になるような配置だったのである。
予想通り、昭和55年は枠連2―5で決着し、私はこの時、「臨戦過程」の類似性は「出目」の連動につながっている、という大きな原則を認識したのである。
尚、この面からの馬券攻略については、今後公開を予定している「Z−Trainer」というソフトに搭載する「競馬奥義」の中で解説する予定である。
このページのトップへ↑
スピード・タイム理論の探究 [2001年05月17日(木)]
「暗号解析」、「臨戦過程解析」に続いて、「スピード・タイム解析」について取り上げて見たい。尚、もう一つの主要カテゴリーである、「オッズ解析理論」については、ZFLAGPのダウンロードしただけで読むことが出来る部分(競馬奥義第2章)に詳述してあるので、そちらを参照にしていただければと思う。
さて、「スピード・タイム解析」については、馬券研究者には信奉する向きも多いようであるが、私の知る限りプロでこれを中核戦術にしている人は皆無である。何故ならば、ごく簡単にいえば競馬というスポーツは、タイムではなくて順位を競うことが本質だからだ。
すなわち、仮に競馬のルールが陸上競技の100Mのように、一気呵成にセパレートコースを走るものであったり、自転車競技のタイムトライアルのように単走であったりするならば、走破タイムは重要なファクターとなるだろう。
しかし、実際にはそうではなく、競馬とは陸上競技でいえば、トラックの格闘技と評される800Mや1500M、自転車競技ならいうまでもなく競輪に相当するのであり、早いタイムで走った、という事実は結果予測においてそれほど重要ではないのだ。
まして、競馬の場合特に、走破タイムは、走路の条件、状態によって大きく価値が異なり、また、陸上競技の長距離レースでは、平均ペースで流れた時に記録が良くなることを見れば分かる通り、ラップタイムを見ないことには走破タイムの評価が出来ないという面もある。
しかも、競馬においては、ラップタイムにしろ、順位レースでは重要ファクターとされる上がりタイムにしろ、レースの数字は発表されるが、個々の馬のタイムはあくまで推計であり、事実、馬柱欄の対象馬の上がりタイムは新聞毎に誤差がある。
このように、走破タイムは理論的に重要視出来ず、補完数字も測定が曖昧で主観が入るという状況であるから、プロは「スピード・タイム解析」は費用対効果が悪いと考え、キャリアの浅い馬同士のレースで穴馬を探る時以外は、余り用いることはないのである。
このページのトップへ↑
続・プロの目の付けどころ [2001年05月23日(水)]
1月24日の当欄では、「プロの目の付けどころ」と題して、勝負事の機微を馬券に生かす呼吸についてその一例を紹介したが(1月/競馬記事参照)、今回は建前的なマスコミの競馬予想とプロの視点の違い、という切り口で幾つかの点を解説して見たい。
オークスを勝ったレディパステルが1月デビューということで、平成12年のシルクプリマドンナ、平成10年エリモエクセル、平成7年ダンスパートナー、と近年、年明け1月デビューのオークス馬が続出している、という論調で語られることが少なくない。
しかし、まず成績のディテールを見ると、シルクプリマドンナ、エリモエクセル、ダンスパートナー、の3頭はデビューからの臨戦過程に共通点を見出せるものの、レディパステルは異質であり、また、1月デビューのオークス出走馬自体は少なくないので、4頭を同列に括ることに馬券予想としての意味があるとは思えない。
スポーツ的な予想においては、無意味な予断はマイナスであり、プロはこのような短絡的な見方をすることはしない。もっと基本的なことを言えば、そもそも、デビューした時点での仕上がり状態は千差万別なのであるから、「デビューの時期」には大した意味はなく、比較するならば「初めて勝った時期」で行うことが妥当なのは言うまでも無い。
また、オークスのようなGレースになると、過去10年の連対馬の共通項を探る、というような記事が良くあるが、費用対効果が薄い作業なのでプロは行わない。その理由は、Gレースは番組表の改訂により数年単位でレースの性格が変化していることが多く、また、レベルの高いレースほど出走メンバーの質により傾向が変わるからである。むしろ、下級条件の特徴のある一般戦の方が、過去10年の連対馬の共通項を探るという予想手法に向いているといえるのである。
次に、先週も書いたが、プロは「走破タイム」も2歳、3歳の前半のレースで穴馬券を狙うとき以外では考慮しない。競馬とは他の馬よりも少しでも前でゴールインする総合力を競う、馬にとっては格闘スポーツであり、「早いタイムで走った」という事実は、他の馬に勝つ能力とは必ずしも比例しないからである。にもかかわらず、早いタイムで走ると人気になることが多いので、費用対効果が悪いのである。
他の出場者よりも少しでも前でゴールインすることを競い、格闘性を併せ持つ競走競技の場合、自転車のスプリント競技が良い例であるが、タイムで重要なのは「上がりタイム」である。従って、この点はプロも重視するが、各馬毎の上がりタイムの公式発表はないので推計値を用いることになり、確認のためVTRを何度も見るような根気が必要となる。
このページのトップへ↑
「暗号」の世界@ [2001年05月29日(火)]
このコーナーや「競馬奥義」で述べているように、ダービーは競馬暗号の根本となるのであるが、それが具体的にどういう意味であるのかという点については、一般公開するには相応しくない水準の情報であるので、「暗号情報メール」の方で連載形式での解説とさせていただく。
ここでは、ダービーの「暗号」について、「暗号」自体の初歩的な部分も含めて紹介しておきたい。ちなみに、私は用語として「暗号」と「暗合」とを使い分けているが、まず「暗号」とは「競馬主催者による出馬表を介した正確な予測の表現手段」を意味し、「暗合」の方は「偶然を装いながらライトな競馬ファンの直感的な馬券的中を助けるために企図された情報」を示している。
さて、「暗号」の世界で最も重要視すべきは、「競馬奥義」でも述べているように、「騎手」である。ZFLAGPやZ−Master搭載の競馬奥義の中で実例を示している通り、概ね「騎手の配置」または、「調教師・馬主+騎手の配置」という視点で統計解析をすることにより、「正確な予測の表現」を読み取ることが出来る。
例えば、チェイシング戦法から、5月27日中京10R2番のキョウワダイキチが狙い候補になるが、この馬の可能性や相手馬を考えるとき、4月22日の京都9R・紫野特別の「調教師・馬主+騎手の配置」が参考になる。何故、紫野特別なのかは、ZFLAGP・−Masterユーザーでチェイシング戦法のルールをご存知の方はお分かりのことと思う。
紫野特別で注目しなければならないのは、9番のキョウワダイキチと並列している10番の角田騎手である。この10番という注視の方向性についても、チェイシング戦法の基本ルール通りであるが、5月27日にその角田騎手は東京競馬場で3鞍騎乗し、馬番は11番、13番、18番であった。そして、中京10R2番のキョウワダイキチは16頭立てなので、循環させて18番目に当たっていた。
すなわち、18番は循環させたキョウワダイキチの馬番と一致していると考えられるので、この馬自体を狙うことが出来、更に角田騎手の残りの騎乗馬番、11番・13番が相手候補と考えられるわけだ。中京10Rの結果はご存知の通りこの目論見通りで、キョウワダイキチ1着、13番2着、11番3着であった。「暗号」レベルは読めてさえしまえば、このように抜群の破壊力である。
ところで、角田騎手の18番はダービーであるから、逆向きにキョウワダイキチ(今日は大吉)と循環させて同番号だからジャングルポケットは縁起が良く狙い、と考えるのは、「暗合」ということになる。また、反対に、ダービーに内閣総理大臣杯が懸かることから、小泉総理の出身地「横須賀」をキーワードにする「暗合」的な考え方も、「騎手」を軸にすれば「暗号」の世界に踏み込むことになる。
掲示板にも書き込んでいただいた通り、前日の横山賀一騎手、須貝尚介騎手の配置は大きなヒントとなるし、また、この二人が同時出走している最も近いレースである5月19日の中京3Rでは、横山賀一騎手=循環して18番目、須貝尚介騎手=5枠、という暗示的な配置となっていた。(続く)
このページのトップへ↑
「暗号」の世界A [2001年06月01日(金)]
大レースの場合、暗号の傍証となる「騎手配列」が周到に準備されることが常であり、特定の騎手の配置、或いは組み合わせ配置を遡ることで有力なヒントを得られることが多い。ダービーを題材としてその基本的な事例を紹介して見たい。
今回のダービーで人気の中心となったのは、ジャングルポケットであるが、大外の8枠18番であったので、「角田騎手の大外枠配置」というオーソドックスな視点により遡ると、過去2週間以内の対象レースは以下の3レースであった。
・5月26日 中京5R 8枠18番
・5月20日 中京3R 8枠16番
・5月13日 京都1R 8枠15番
これらの3レースについて、ダービーと比較してみると、まず26日の中京5Rは河内騎手の5枠という共通点があり、8枠にはジャングルポケット渡辺の渡辺栄調教師が配置されている。また、20日の中京3Rについては、位置は異なるが、ダービーの2枠である幸騎手・高橋亮騎手の組み合わせ配置が6番・7番にあり、注目の横山賀一騎手は5枠9番に配置されている。
この6番・7番に着目して、もう一度26日の中京5Rを見ると、6番・7番に安達調教師が並列しており、注意を喚起しているように受け取れる。最後に、13日京都1Rであるが、これは「暗号情報メール」にて別の理由から最注目と指摘したレースであり、5枠の意匠が濃いレースである。(決定的な暗合馬が5枠9番に配置)
これらを勘案することにより、枠としては5枠、8枠が要注意で、その他6番・7番に着目というような結論が漠然と導かれ、前回触れた横山賀騎手+須貝騎手の配置を勘案すると、かなり絞れてくるわけである。
そして、以上を踏まえて今後に繋げることが要諦なのであるが、その点については、前回述べた通り、「暗号情報メール」で解説させていただくこととする。
このページのトップへ↑
大河ドラマ的暗合馬券フォローアップ [2001年06月15日(金)]
5月1日、5日に掲載した息抜き的暗合戦術の解説について、ダービー、安田記念の結果が出たところでフォローアップしておきたいと思う。
当コーナーの5月5日分では、「吉村由美、大貫亜美」の「重複」点である末尾「ミ」注目し、皐月賞の5枠9番ミヤビリージェント、10番ミスキャストの、「ミ」並びはダービーへ向けて気になるところである点を指摘したが、5枠9番がダービーの連対番号となった。
また、天皇賞のパターンからパフィー系列の暗合馬トシザユミの同枠騎手がポイントで、5月6日の京都6Rに出走した時この馬が5枠10番に配置され、隣は角田騎手となっている点を指摘したが、こちらも予想通り隣騎手がダービージョッキーとなった。
次に、5月25日の当コーナーにも書いた通り、オークスからJRAのCMキャラは西川貴教さん、吉川ひなのさんに替わったが、26日の「暗号情報メール」では、西川貴教さんが「TMレボリューション」であり、競馬の世界の「TM技研」とは切り離せないことから以下の通りに解説した。
まず、やはり「テイエム」の馬から暗合馬を探すことが自然であり、となれば、「TMレボリューション」は、「TMR」と略されるので、冠号「テイエム」の後の頭文字が「R」になる馬に注目し、このタイプの馬のダービー前週までの最新出走を探すと、5月13日京都1Rにテイエムリアルオーが出ていた。
この馬は5枠9番で同枠の馬主が臼田浩義氏であり、またこのレースでは8枠大外が角田騎手であったので、正しく出馬表の配置でダービーを暗示していたといえるだろう。また、5月13日京都1Rの結果は、順繰り17番目が1着、8枠の内側が2着であったので、この結果を介して安田記念を示唆していたと見ることも出来る。
いずれにしろ、テイエムリアルオーに目を付けたところで馬券勝利の糸口が見つかったわけであるが、パフィー暗合も含め、ファンサーヴィス的な暗合についても、大レースでは案外役立ち、楽しめることがお分かりいただけたかと思う。
このページのトップへ↑
女子マラソンが教えてくれること(世界陸上編)−1 [2001年08月20日(月)]
当コーナーの1月17日と19日に、「高橋尚子編・有森裕子編」として、陸上競技の女子マラソンのセオリーが示唆する競馬予想のポイントについて解説したが、その続編として先ごろ行われた世界陸上について取り上げてみたい。
(前回の記事は、1月/スポーツ・ギャンブルの記事、に掲載)
賞金レースの都市マラソンの場合は順位と同時に記録が重要となるので、ペースメーカーとなる選手が参戦し、30キロ辺りまで風圧を引き受けつつイーブンペース引っ張りスター選手をサポートする。しかし、五輪、世界選手権といった真剣勝負で順位を争うレースになると、各選手がお互いの仕掛けを読みあいながらの展開となり、競馬の大レースと予想のポイントが似てくる。
つまり、順位を争うマラソンは、スローペースの展開の中でペースを上げ下げして、自分より先に相手を疲れさせようとする駆け引きが重要となるので、結果の予想をする場合に最も重視すべきポイントは、競馬のGTレースと同様に、強敵相手のレース経験の有無である。
但し、世界選手権には五輪ほどのステータスがなく、経験不足の選手でも素質で通じる傾向がある。欧米ではロード耐久レースは、ツールドフランスに代表される自転車競技が標準で、マラソンは自転車に比べスピード感に欠け、耐久レースとしては時間も短いので、日本ほどの人気競技ではない。また、マラソンは年に何度も勝負出来る競技ではない。
従ってプロ的な活動が難しく、有力選手はレースを選択するからである。
五輪の場合、勝てば以降のプラスが大きいが、世界選手権はそうでもなく、今回も地力bPのテグラ・ロルーペ、五輪2着のジョイス・チェプチュンバ、その他キャサリン・デレバ、ローナ・キプラガトといった有力選手が賞金マラソンを目指してここを回避したため、レースの水準がかなり下がることが予想された。
これに対し日本では、マラソン、駅伝が国内の人気競技であり、企業アマという形態を持つので毎回世界選手権での日本選手の勝負気配は高く、レベルが下がる分成績も五輪より一段良い。そうした読みから、今回女子マラソンに参加した日本勢には、十分なレース経験を持つ選手はいなかったものの、勝負度合いから上位を争うと予想された。
日本選手の中では、まず初マラソンの大阪を好時計で勝った渋井陽子選手が期待されたが、素質が高いとはいえ、冬場の平坦マラソン楽勝1回のみの経験ではさすがに厳しいものがあり4着に止まった。経験不足ながら素質を買われて1番人気となり4着に敗退するのは桜花賞の定番であるが、よく似たイメージの結果であるといえるだろう。(続く)
このページのトップへ↑
女子マラソンが教えてくれること(世界陸上編)−2 [2001年08月22日(水)]
今回優勝候補筆頭と目されていたのは、有力選手の参加が少ない中で十分な唯一実績の備わっていたリディア・シモン選手である。
世界選手権で2回連続銅メダル、シドニー五輪では銀メダルと、海外での強敵相手の駆け引きレースの戦績は抜けており、夏マラソン、坂コースの経験も豊富で、競馬に例えれば必要かつ十分な実績を持つ信頼出来る本命であったといえるだろう。
また、シモン選手は入着続きでそろそろ世界タイトルが欲しいところという見方が出来、アテネ五輪まで間のあるここは勝負気配も十分であったが、レースでは同国の選手に前半アタック(逃げ仕掛け)させるロードレースの定石に沿った展開に持ち込み、予想通り完勝に成功した。ちなみに、競馬でも差しタイプが勝負馬のときは、逃げタイプの援護馬を使うことは常套手段である。
このシモン選手と好勝負をした日本の土佐礼子選手は、4着の渋井選手と比べると経験が豊富で、坂コース、夏マラソンの実績もあり見事に2着となった。ここで見逃せないのは、土佐、渋井選手が同じ企業のチームで一緒にトレーニングをしている、つまり競馬でいえば同厩舎の2頭出しだった点で、競馬でも経験不足を補うのに僚馬を出走させることは特に牝馬で効果が高いといわれている。
3着となったスベトラーナ・ザハロワ選手は、今年のロンドンマラソンでアレムやロルーペに先着しており、総合的にはシモン選手に次ぐ実績の持ち主であり順当な結果だったといえるだろう。逆に言えば、日本の土佐選手がこのザハロワ選手を抑えたのは、大健闘と見ることが出来るだろう。
これに対し、男子マラソンで初の2時間5分台ランナーということで注目を集めたハリド・ハヌーシ選手は典型的な「危ない本命」であった。この選手は、初マラソンの97年から2000年まで10月後半自国開催で、ペースメーカー付のシカゴマラソン以外に出場していない。つまり、海外での強敵相手の順位を争うレース、夏マラソン、坂コースの経験は全て欠けており、持ち時計が良いだけという、真っ先に消したい本命であった。
良いタイムで走ることと、順位を争う、つまり相手よりも先にゴールすることには、本質的に異なる能力が必要であり、真剣勝負で順位を争う世界選手権では、持ち時計が良いだけでは実績として大した意味を持たない。これは競馬予想でも陥りやすい点で、競馬は殆どのレース形態で他の馬より先にゴールする能力を争っているので、走破時計重視の予想では本質が見えないことが多い。タイムを云々するならば、他の馬に先着する能力を示す指標を用いる必要があるといえるだろう。
女子マラソンが教えてくれること(べルリン編) [2001年10月01日(月)]
このシリーズは今回で5回目となるが、これまで当コーナーの1月17日・19日と8月20日・22日に掲載し、現在はそれぞれ「1月・8月/スポーツ・ギャンブルの記事」に収載しているので、未読の方はご参照頂ければと思う。
さて、1月17日分ではレース競技における記録(タイム)についての解説に関連し、シドニー五輪のレース後、小出監督が「高橋尚子は平坦コース、イーブンペースなら世界最高タイムなんて、いつでも出すことが出来る」と豪語していることを記したが、ベルリンマラソンでは見事な平均ペースで快走し、それが実証される形となった。
今回、レースを観戦した方は実感されたことと思うが、8月20日に書いた通り、男女混合賞金レースの都市マラソンの場合は順位と同時に記録が売り物となるので、ペースメーカー兼風よけとなる選手がガードランナーとして参戦し、30キロ辺りまで風圧を引き受けつつイーブンペースで引っ張りスター選手をサポートする。
従って、TV解説の増田明美さんも指摘していたが、こうしたレースと、女子だけで順位を争う公式レースとは全く次元の異なるものであり、記録(タイム)を同列に判断することは出来ない。シドニー五輪の前の時点で、テグラ・ロルーペ選手は高橋尚子選手よりも1分以上早い持ち時計があったが、それはこのベルリンで記録されたものなので、その差は額面どおりには受け取れないものであり、現実に高橋、シモンの前に完敗となった。
このシリーズの最初にも書いたが、これは競馬予想でも注意しなければならない点で、一般に良く用いられがちな走破持ち時計による実力評価、予想というのは実は余り意味がなく、持ち時計については常に記録された状況(偏差)と、ラップタイムにより価値を判断する必要があるといえる。
さて、高橋尚子選手はシドニー五輪は、初の「GT」挑戦であり、今回は同じく初の男女混合賞金レースの平坦都市マラソンであった。すなわち、経験が無いにもかかわらず、シドニーでは「駆け引きによる激しいペースの上げ下げの中を、生き残って勝ちきる」能力が、その時点で最も高いと言われていたシモン選手を破り、ベルリンでは世界最高記録を樹立したのである。
つまり、高橋尚子選手は、レーススポーツの定石に照らすと、今や女子マラソンでは圧倒的な存在である。故障がなければ、ロッテルダムマラソンなどの平坦コースで更に記録を伸ばし、パリの世界選手権、アテネ五輪と連勝の可能性もかなり高いといえるだろう。後は、現在99年東京国際女子マラソンの 山口衛里選手の記録が認定されている、女子限定マラソンでの記録を大幅更新して優勝という履歴が加われば、競馬でいえば「歴史的な名馬」という存在となる。今後の活躍を期待したい。
このページのトップへ↑
馬券長者の条件 [2001年10月17日(水)]
ZFLAGP収載の「競馬奥義」第2章で解説している通り、オッズ解析、暗号解析というジャンルは馬券戦術としては表裏一体であり、その性格上いかに優れた具体策であっても、主催者側の出方により威力が薄れるという宿命を背負っている。
従って、基礎を理解し、独力で具体的な戦術を構築する力を蓄えておくことが勝ち組みへの道筋であるが、それは物凄く難しい目標ではない。無論、常勝を目指すとなれば本質を知る術がない限り困難を極めるが、まとまった単位の配当を手にし、トータルで勝つことは客観的な結果分析により可能である。
例えば、95年に暗号及びオッズ解析を取り扱った本を出版した際に、十数名の方からお手紙を頂き、会員制方式で主に暗号分野について個別にアドバイスをしたが、70%程度の方は暗号馬券で開催単位ならばほぼ常時勝てる状態となり、その中の4割の方は百万円単位の配当を手にすることが出来るようになった。
指導した立場からの感触としては、成功を収めた方々に共通していたのは、次の5点である。
1.上達、勝利しようという意思が明確であった。
2.手本となる戦術の客観研究が徹底されていた。
3.常に反省し、考えることを怠らなかった。
4.簡単にあきらめなかった。
5.健康面に不安がなく、常に能力を発揮出来た。
これらの条件は馬券勝利に止まらない普遍性を含んでいるのであろうが、残り30%成果の上がらなかった方々は、こうしたいわば成功へ向けての普遍的な心構えがどこかしら欠けていたように思われる。
このページのトップへ↑
馬券長者の条件−2 [2001年12月19日(水)]
10月15日のこのコーナーで、馬券攻略に成功した方々の共通点について考察したが、本日はその点について若干書き加えておきたいと思う。
−前回の趣旨−
95年に暗号及びオッズ解析を取り扱った本を出版した際に、十数名の方からお手紙を頂き、会員制方式で主に暗号分野について個別にアドバイスをした。
その結果、70%程度の方は暗号馬券で開催単位ならばほぼ常時勝てる状態となり、その中の4割の方は百万円単位の配当を手にすることが出来るようになった。
成功を収めた方々に共通の点は以下の5項目にまとめることができるが、これらの条件は馬券勝利に止まらない普遍性を含んでいるともいえる。残り30%成果の上がらなかった方々は、こうしたいわば成功へ向けての普遍的な心構えがどこかしら欠けていたように思われる。
1.上達、勝利しようという意思が明確であった。
2.手本となる戦術の客観研究が徹底されていた。
3.常に反省し、考えることを怠らなかった。
4.簡単にあきらめなかった。
5.健康面に不安がなく、常に能力を発揮出来た。
さて、本日は勝ち組に回った後、大きく取れる4割の方とそれ以外の方との差について焦点を当ててみたい。
この部分は賭け事(ギャンブル)のセンス、つまり適性、資質に負う部分も大きいが、指導した立場からの感触としては、次の点が重要であると思われた。
6.自分を良く知ること。
自分の得意なこと、不得手なこと、好きなこと、気が進まないこと、などをしっかりと把握して、好きこそものの上手なれの例え通り、数ある「予想戦術」、「馬券の買い方」の中から自分に合ったものを選ぶことが、大きな勝利への早道であるといえる。
「予想戦術」の費用対効果のみに囚われずに、自らの嗜好がどこへ向いているかを明確に認識し、自分なりの基礎を固めるという、「急がば回れ」の姿勢を取って底辺を広げた方が自信に繋がりやすく、最終的には高い頂点に辿り着いている傾向が強いようである。
このページのトップへ↑
ギャンブルのコツとは? [2002年06月13日(木)]
トップページの「Q&A競馬編(共通の質問)」には、次のような解説を掲載しています。
Q: 競馬予想のコツとは?
A: 競馬には「予想が可能なレース」と、「やってみなければわからないレース」がありますから、前者の度合いの高いレースを探すという姿勢を持つことがコツといえます。
また、ギャンブル一般で留意しなければいけないといわれるのは、
「ルールに通暁すること」、
「技術を磨いた上でオリジナリティを持つこと」、
「確立した自分のスタンスを押し通すこと」、
「負けないためではなく勝つための戦術を選択すること」、
「均一に進めずに濃淡を付ける、つまり勝負どころを
見出す努力をすること」、
「常に自分を律し客観性を保つこと」
などです。
馬券で勝てない方は全てこの逆を行っていることが多いようです。
引用終わり)
上記の項目についてやや具体的に補足しておくと次の通りである。
「ルールに通暁すること」、
→ 競馬番組に知悉することは最低限の必須条件である。また、暗号馬券にアプローチするならば統計による確固たるルール化が必要である。
「技術を磨いた上でオリジナリティを持つこと」、
→ 自分の技量、性格、環境に適合した「予想」方法を確立する必要がある。戦略に欠けた作業の繰り返しでは上達は望めない。
「確立した自分のスタンスを押し通すこと」、
→ まず最初は一つの戦術のエキスパートとなるための創意工夫が必要である。
「負けないためではなく勝つための戦術を選択すること」、
→ ギャンブルは狩猟である。飛躍なしの積み重ねだけでは結果は出ない。徹底した勝利の追及により飛躍を生み出すことが必要。
「均一に進めずに濃淡を付ける、つまり勝負どころを見出す努力をすること」、
→ 下手な鉄砲はいくら撃っても当たらない。
「常に自分を律し客観性を保つこと」
→ (決して)あせるな、(不運に)おこるな、
(的中を)いばるな、(外れに)くさるな、
(自分に)まけるな、
ギャンブルではこの精神を常に忘れずに。
*toto&競馬情報メール・無料予想配信について
15日(土)のAM11:30に配信いたします。
このページのトップへ↑
ギャンブル的プロ野球日本シリーズ [2002年09月05日(木)]
8月23日の記事で予告した通り、新賭式馬券の初期導入解説も一段落してきたので、ギャンブルの一般論的な記事も随時取り上げて行きたい。
尚、この系統の解説については、メジャーなスポーツの様相が「勝負事」という意味で様々な面から、ギャンブル或いは競馬予想に多くの示唆を与えてくれる、という視点で、主にマラソン、ラグビー、ボクシング等を通して昨年の前半に当コーナーで解説している。
ちなみに、8月31日の小倉2歳Sの結果については、ちょうど1年前の2001年8月20日に女子マラソン世界選手権を題材として解説した記事の内容そのままの結果であったといえるだろう。
さて、昨年の1月に当コーナーで馬券プロが必ず頭に入れておく「巡り合わせの不思議」を示す事例として、サクラキャンドルのエリザベス女王杯について解説したが、本日はサッカーW杯とプロ野球を題材として、そうした勝負事の機微を取上げてみたい。
(該当の記事は過去ログ 2001年 1月スポーツ&ギャンブルの記事)
今年の5月にある所からサッカーW杯の決勝戦の組み合わせ予想を依頼され、どういう切り口で予測するかを考えていたところ、TVのスポーツニュースで、「ライオンズは西武になって以降、W杯の年は全て優勝している」という
巡り合わせが紹介されていた。
その当時すでに伊原新監督の西武ライオンズが、首位を快走する気配が漂いだしておりそうしたデータが取上げられたのであるが、「W杯との相関」という意味でW杯予想のヒントになりそうなので、その巡り合せについて少し詳しく調べて見た。
すると次のような巡り合の不思議にに気が付いたのである。尚、この一覧は後日ライオンズファンの方から転載の依頼を頂き快諾したので、既にどこかでご覧になった方がいらっしゃるかと思うが、(恐らく)私がオリジナルである。
−W杯とライオンズ優勝の巡り合せ−
1982年 W杯 西ドイツ準優勝
西武ライオンズ日本一 (広岡監督就任1年目)
1986年 W杯 西ドイツ準優勝
西武ライオンズ日本一 (森監督就任1年目)
↓
「ライオンズ」で日本一になった監督
→三原・広岡・森=読売巨人軍出身/経験者
「ライオンズ」でリーグ優勝止まりだった監督
→中西・東尾=ライオンズ生抜き
↓
以上の巡り合せが継続すると、今年の伊原監督は就任1年目でかつ読売巨人軍在籍経験者であるから次のような結果が考えられる。
↓
2002年 W杯 ドイツ準優勝?
西武ライオンズ日本一?(伊原監督就任1年目)
このような巡り合せに基づく推測により、サッカーW杯の決勝戦は、組み合わせを考えてドイツの2着付けで以下の連単3点予想にして、運良く的中することが出来たのである。まあこういうことがあるのもギャンブルの面白さの一端といえるだろう。
・フランス→ドイツ
・アルゼンチン→ドイツ
・ブラジル→ドイツ = 的中
ところで、上記の一覧は巨人ファンの皆様には誠に申し訳ない見解であるが、今年の日本シリーズで西武ライオンズが日本一になる可能性を示唆していると見ることも出来る。
事実、西武はその後、充実した試合内容で快進撃を続けパリーグ優勝は必至の情勢でこちらも嵌りつつあり、8月にはプロ野球タイ記録となる月間勝利数を上げた。前回その記録を樹立したのはその年日本一になっている1954年の中日ドラゴンズであり、これも日本一への補完となるデータ?と言えるかもしれない。
また、伊原監督の采配は、相手の癖等を徹底研究しての攻略、エンドランなど走塁戦術の多用、2番・7番重視の打線、ワンポイント起用による投手の一塁退避、等ライオンズの系譜では名将といわれた三原脩監督の直系である。
三原ライオンズの日本シリーズといえば、やはり水原茂監督率いる読売巨人軍との「宿命の対決」が有名であるから、原監督の巨人がセリーグを制して「伊原×原対決」になると、ギャンブル的にいえば「原」の文字が被ることから正しく「三原×水原」の再現・・・などと考えていたらこれも実現しそうである。
その「三原×水原」対決は、有名な1958年(=原監督の生れた年)の3連敗4連勝にて三原ライオンズの勝利に帰結している。こうした諸々の巡り合せを考えると、ギャンブル的な視点からは「西武ライオンズ日本一」への一本道を進んでいる感もあり、博打であればライオンズに張りたい流れであるが、読売巨人軍も戦力は充実しておりどうなるのか結果が楽しみなところである。
このページのトップへ↑
次のページへ
Copyright © 2006 ASOZ CO.,LTD. All Rights Reserved.